Low-G? ウクレレを始めてしばらく経った頃、ウクレレソロについて調べていくと、「Low-G」という言葉がよく出てくるようになりました。そして「High-G」という言葉も。。。 何それ? ウクレレって2タイプあるの? とか思いますよね。
そう思って調べて分かったLow-Gのことや、今、Low-Gのウクレレも使うようになって思うことについてシェアします。
Low-Gとは
Low-Gとは、4弦を1オクターブ低い音にすること。4弦G(ソ)の音を、通常よりも1オクターブ低い音の弦に変える場合もあるのです。ウクレレは、真ん中2本(2弦、3弦)よりも高いのが普通ですが、4弦を1オクターブ低い「Low-G」弦を張ると、「Low-G」仕様のウクレレになる、というわけです。
1オクターブ低い音の弦がLow-Gなので、通常の4弦はHigh-G、というわけです。4弦が高い音か低い音か、という違いですね。
Low-Gの良さ
なぜ、Low-Gがあるの? それはもちろん、Low-Gの良さがあるからです。私が思った良さは…
- 出せる音の幅がひろがり、メロディーラインの幅が出る!
- ウクレレの雰囲気が変わり、新鮮!
一番低音が4弦の低いG(ソ)になり、出せる音が増えます。通常の場合(High-G)は、一番低い音は3弦のC(ド)~になるので、ソ・ラ・シの3音分(半音も含めたら5音かな)幅が広がるからです。これで、弾ける曲が格段に増えるはず。ウクレレで弾いて素敵な曲は、ハワイアンミュージックに限らず、ポップス、クラシック、などなど幅広いですからね。なので、低音幅が広がるのはメリットですね。
4弦を低音にすることで、ハワイアンなコロコロ癒し音からのイメチェン! 新しい世界が広がります。実際、初めてLow-G 弦を試した時には、想像以上に新鮮でよかったので、驚きでした。
ジャカジャカとストロークの時、ダウンもアップも高音からなのが普通のHigh-G仕様ですが、Low-Gにすると、ダウンは低音から入ることになり、雰囲気が変わります。ウクレレらしさは半減するけれど、また違った魅力で、それはそれでよし、なのです。
High-GとLow-Gどちらがいいの?
Low-Gもいいなら、結局のところ、どっちがいいの? と思いますよね。
結論は、お好みで、ということになります。両方用意できればいいけれど、まず1本、というのなら、弾きたい曲、スタイルに合わせて選びましょう。
私は、最初、普通のウクレレのみで練習していました。普通のウクレレ(=High-G)しか知らないのですから、当然ですが… でも、ウクレレらしさを重視するなら、やっぱり、High-Gをお勧めします。
Low-Gで新たな世界へ
ウクレレらしさは、コロコロした音。それは4弦が高音だからこその魅力。だから、私はHigh-Gの方が好きなのです。
それでも、Low-Gは新たな世界への扉。ウクレレソロを習い始めて2年経つ頃、Low-G用の課題曲に進んだ時に、初めてLow-G弦を張り、ウクレレの世界は広がりました。同じだけれど違う楽器。だからLow-Gも大切です。
今は、2本のウクレレを、曲に合わせて使い分けて弾いています。